top of page

想像上の手紙

「Dear,Me」という、自分宛の手紙をやりたいと

おもったのは、2021年のことだった


ふと、手紙を書きたくなったのだ

未来へと


なんのきっかけかは、てんで覚えていない

けれど、やりたいとおもったら

行動にうつす、猪突猛進型

巳年のくせに、一直線だ


けれど、巳年は執着心が強く、一度決めたら結果が

出るまでひたすらやり続ける粘り強さを持っているみたいだ


「巳年」と調べると、関連制の高い検索というところに


・巳年 こわい

・巳年 怒らせてはいけない

・巳年 しつこい


とあったのだが、みなかったことにした

ただの悪口をグーグルから言われるとは…


巳年のことは今は関係ない

学生時代のクラス中がみんな怖いやつではなかったもん


お手紙の話にもどそう


未来への手紙、ひとりでするのは

なんかもったいないと思い

友だちに声をかけ、7人ほどでやったみた


手紙の前にやりたいことがひとつあった


前から仲の良い友だちの集まりだったが

みんなの「偏愛」をしりたくて

壁一面のホワイトボードがあるレンタルスペースを借り

そこに好きなものをみんなで書いていくということをした


好きな映画、本、食べ物、俳優、生き物、場所、言葉

などなど


出逢って結構時間をともにしていると思っていた

そんな、友だちの新たな発見をした日だった


あんだけドラマの寸劇をしているのに

実はラジオ派だなんて!


食べ物が大好きな友達の一番は

ピスタチオだなんて!


かたよった愛、「偏愛」を知ると

もっと友だちが魅力的になった


そこから、「1年後の自分へ」というテーマで

手紙を書き始めた


さっきまで、「偏愛」を語っているときは

あんだけワーワーいっていたのに

自分宛に手紙を書くというと

照れくさくなってか、みんな静かになった


けれど、書き始めるとペンの心地よい音が響き

みんなが自分へと集中できているのがわかった


「1枚でもおおいよー」といっていた友達が

「まだ、書いてもいい?」と便箋をもとめた


なんだか嬉しくって

「何枚でもあるから、たくさん書いてっ」

といったら

「あ、1枚でいい」

とかえされた


1枚が倍になっただけでも嬉しい


みんな書き終え

封をして、住所をかいて

大切に預かった


1年後の今日の日に送るために



書き終わったときの感想は


いままで、手紙を書くことも

自分だけのことを考えることも

したことがなかった、と


自分に向けて会話することで

心の奥底にあったものがフワリと浮いてきて

なんだか不思議な気持ちになった


「偏愛」も自分の好きの再確認と

友だちの好きの再発見で


自分も友達も近くにいるのに

知らないことがたくさんあるんだ


友だちのことは、まだ出逢って数年だけど

自分とは、生まれてからずっと一緒で

かたときも離れずにいるくせに

知らないことがまだまだある


今日の巳年の情報からも得た

「ひたすらやり続ける」は

わたしの中では、あまりピンとこなかったのだが


あ、日記18年やっているってことは

そこへの執着すごいってことか!


とか、


「自分をみつめる」を今テーマにしているけど

昔からそう考えていたんだ!


とか。


ひたすらやり続けているよ、わたし



1年後に送られてきた手紙には

自分へのエールが書かれていた


みんなはなんて書いていたのだろう


そして、これから

「Dear,Me」自分宛に送る手紙を

体験する方はなにを書くのだろう


いま悩んでいる悩み事は

1年後も同じ熱量で悩んでないと思う


だからこそ、思いっきり悩んでやろうとも思うし

いま、この感情は、ほんと「今」の感覚でしかない

その分、どんどん伝えていこうととも思う



今のあなたは

なにを考え、なにに悩み、なにを想っている?





bottom of page